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2009年11月05日

住宅ローンの専門家

「モーゲージプランナー」、「住宅ローンアドバイザー」ってご存知ですか?

実はどちらも認定団体が違うだけで住宅ローンの専門家なのです。

定義としては、住宅ローンアドバイザーとは、住宅ローン商品の多様化が急速に進み、住宅購入予定者側が「どのタイプの住宅ローンが自分に一番適しているか」を判断することが非常に難しい状況になっているため、このような状況下で求められている「消費者保護や説明責任を果たし、住宅ローンの利用を検討されている方に適切かつ正確な商品知識や情報を伝えられる人材」の事をいいます。

これに対し、モーゲージプランナーは「住宅ローンのプランニングの重要性の広域的な普及、住宅ローンコンサルティング及び斡旋(あっせん)を行なう際に、中立公正な立場から提案及び支援サービス」を提供できる専門家のことで、消費者向けの住宅ローンコンサルティングを行なうのみならず、民間の銀行・住宅性能評価機関・保険会社・登記会社などと協力して、住宅ローンの仲介を行い、それらの業務を通じたビジネスを基盤とする人材のことをいいます。

趣旨だけ見ると後者のほうがよりアクションが入っている感じですね。

アメリカでは、住宅ローン利用者の60%以上がこのモーゲージプランナー(MP)(アメリカでは「モーゲージブローカー」といいます)を通じて借り入れを行っているようでして、その業務も顧客の要望・条件にあった住宅ローンを紹介するだけでなく、金融機関への申し込みから契約の成立、返済までの顧客サポート全般も行うなど多岐にわたっていまして、不動産業者、住宅ローンの利用者と金融機関を仲介することで、顧客や金融機関等から手数料を受け取ることを生業としており、業務内容、立ち位置はいたって明確です。

ただし、日本での両者の立ち位置、業務内容はファイナンシャルプランナーや、弊社のような宅建業者が兼務している程度でして、それぞれの業務に活かしていたりするような段階です。それ故アメリカのようにまだ確立されているとは言えず、認知されるには時間がかかりそうです。

今回のサブプライムローンのような無理にローンを成立させ続け、これだけ多くの破産者、負債を作ってしまった責任というのも金融機関同様にある資格ということにもなりますので、認知されるためには適切なアドバイスを送り、お客様の信頼を得られるようにならなければなりません。知識はもちろんのこと高い倫理観が必要になってくるのです。

私も同資格を有するアドバイザーとして、資格の重要性を見つめなおし、向上を図っていくように心掛けたいと思っています。
          不動産@ヤマノウチ

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